
こういった疑問に答えます。
この記事では、リノベーション済みマンション(戸建て)を購入すると損する2つの理由やリノベ会社選びで失敗しないための方法を解説します。
ここ数年、価格の安さや物件数の多さから、新築よりも中古物件を選択する人が増えています。リノベーションをすればデザイン性や利便性は十分に上がり、新築と大差ない満足度を得られるからです。
すでにリノベーション済みの中古物件なら、完成形を見てから購入可能で費用総額も明確、工事期間の家賃二重支払いもありません。
しかし、リノベーション済みマンション(戸建て)を購入するのは総合的に判断しておすすめしません。 なぜなら、リノベーション済みマンション(戸建て)は「①リノベーション会社の利益が上乗せされかなり割高になる」「②施工会社は不利な情報を積極的に教えてくれず、品質の担保や金額の正当性を確認するのが難しい」からです。
では、どういった方法がおすすめかというと、リノベーション前のマンション(戸建て)を購入して、3社以上から見積もりを取り、リノベーションをすることです。
具体的には下記の手順になります。
中古物件リノベ完了までの流れ
- リノベーション会社を3社探す
- リノベ前の物件探しについて、3社に同じ条件を伝える
- 良さそうな物件が見つかったらその物件を3社ともに共有
- 相見積もりを取って、料金・提案を比較する
これが、損をせず、希望のリノベーションを叶えられる最善の方法です。

個人的には、無料見積もりを依頼する3〜4社を探すのがめんどくさかったり、探し方が分からない方は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用するのがおすすめ。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、下記のような審査基準をクリアした信頼できる業者だけ紹介してくれるので、紹介されるリフォーム・リノベーション会社のレベルが高く、3〜4社比較することでなるべく安くリノベーションできます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。

審査の厳しいおすすめサイト
suumoリフォーム・・利用者数は非公開、加盟店数800〜900社、対応エリア:全国、利用は無料。
▶︎地元のリフォーム会社を3〜4社紹介してくれる株式会社リクルートが運営する人気サービス。業者がSUUMOリフォームに加盟するための審査基準が厳しくため加盟店数が少なめだが、紹介される業者の質はかなり高い。実際に私が紹介された2社はどちらも見積もり金額が安く、提案のレベルも高かったので個人的には一番おすすめ。
また、SUUMOは、日本一不動産の情報を持っていることでも知られており、リノベーション前の非公開の中古マンション、一軒家の情報も数多く持っています。

何を考えずにリノベーション済みマンションを購入すると大損する2つの理由
リノベーションは一戸建てもマンションも“ほぼ新築”の住み心地へ生まれ変わらせる一大プロジェクト。
ところが、何を考えずにリノベーション済みマンションを購入すると、思わぬ落とし穴が待っていることもあります。
そのカラクリを「2つの理由」にまとめました。
理由 | 損するポイント |
---|---|
1 | リノベーション会社の利益が相当上乗せされている |
2 | 施工会社は不利な情報を積極的に教えてくれない |

理由①:リノベーション会社の利益が相当上乗せされている
新築住宅、新築マンションの建築費、販売価格が高騰しており、「既存の分譲マンションをリノベーション」「中古マンションを購入→フルリノベーション」といった方がかなり増えています。
どうせならば、自分でリノベーションするよりも、すでにリノベーション済みのマンションを購入したほうが手っ取り早いと考える人も多いです。
しかし、リノベーション会社・不動産会社は物件価格+工事費用に相当な利益を上乗せしているため、割高になり損します。
損するポイント
- 間取り・広さ・築年数・立地等、全く同じ物件は存在しないため、他社との価格比較をされにくく、購入者にバレずに利益を上乗せできてしまう
- 物件価格と工事費を一体化して表示するケースが多く、購入者は細かい工事の内訳を把握できない
同じリノベーション内容でも、リノベーション済みマンションを購入するのと、中古マンションを買って自分でリノベーション会社に依頼するのとでは、費用総額に数百万円の大きな差が生まれます。
【リノベ物件】リノベーション済みの中古マンションは、売主が不動産会社のパターンであれば、仲介ではかからない消費税がかかる他、自分でリノベーション会社に依頼するよりも高い価格が利益として上乗せられていることがほとんど。
— マンション購入の前に (@nxmSyNFlQZX3dpw) January 17, 2023
立川の築49年の団地。リノベーションで3400万に…んで内訳に設計費が500万入ってるのよね…新築より割安なのが中古なんでしょ?物件価格と同等の設計費がかかって割安って感覚が…
— トシズフィロソフィー (@tosisphilosophy) May 29, 2018
理由②:施工会社は不利な情報を積極的に教えてくれない
リノベーション会社・不動産会社は、販売時に不利になる情報を積極的には教えてくれません。
中古マンションを購入する場合、建物の構造・設備の老朽化状況 ・修繕履歴と将来の大規模修繕の見込み ・管理組合の運営状況と修繕積立金の水準 ・立地環境や日当たり、騒音、眺望などをチェックします。
しかし、リノベーション済みのマンションを購入する場合には、上記は自分で調べるか、リノベーション会社に聞くしかなく、向こうからわざわざ教えてくれることはほぼないです。
内装や水回りなど「目にみえる室内だけをモデルルーム化」して、基礎部分や設備は古いままというケースは、実はかなり多いです。
壁や床の内部、配管などは内見で確認ができず、数年後に不具合が出るケースも珍しくありません。
損するポイント
- 表面だけ綺麗に見せているケースが多い
- 内部や重要部分の老朽化リスク
- 共用部分の管理不良リスク
- 工事内容の不透明さ

▼リノベーション済みマンション購入時のチェックポイントと注意点
ポイント
- リノベーションの内容と品質
- 業者の信頼性
- 残存耐用年数
- リノベーション費用の妥当さ
- 瑕疵担保責任
中古マンションの「リノベーション済み」物件、実は施工技術に雲泥の差があるって知ってました?見た目重視で配管や電気は手抜きなんてことも。築古物件のリノベは要注意です。私は施工業者の実績も調査して、本当に安心できる物件だけをご紹介。見た目に騙されちゃダメですよ。
— king®︎ (@king_buri29) August 29, 2025
色々物件を探し始めてますが、ほとんどの中古物件はリフォーム、リノベーション済みの物件が多いですねぇ(°▽°)見た目は綺麗ですが、目に見えない部分は、何とも言えないです。。
中古物件を買った知り合いから色々経験談を聞いてみようと思いますw— マッサ (@massa_brook13) July 5, 2025
築年数の古いマンションは、物件価格が手ごろで魅力がありです。若い家族が、リノベーションを前提に築40年以上たった物件を購入するケースも多い。30代の家族なら、これから数十年暮らすことになります。思ったより早く建物の老朽化問題に直面します。いつまで住みたいかを、決めておくことは大事
— nakanomituaki (@nakanogs1) December 21, 2021
賢いリノベーションの進め方
損をしないためには、3社比較をするのが鉄則です。
物件の目星がついている場合とそうでない場合、それぞれの手順を解説するので参考にしてください。
▼すでにリノベーション前の中古物件の目星がついている人
- リノベーション会社を3社探す
- 相見積もりを取って、料金・提案を比較する

▼まだリノベーション前の中古物件の自体が見つかっていない人
- リノベーション会社を3社探す
- リノベ前の物件探しについて、3社に同じ条件を伝える
- 良さそうな物件が見つかったらその物件を3社ともに共有
- 相見積もりを取って、料金・提案を比較する
上記の手順が、損をせず、希望のリノベーションを叶えられる最善の方法です。
SUUMOは、日本一不動産の情報を持っていることでも知られており、リノベーション前の非公開の中古マンション、一軒家の情報も数多く持っています。

リノベーションで損しないための方法とは?
リノベーションで損しないための確実な方法は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用することです。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、以下のような審査基準をクリアした信頼できるリノベーション業者を紹介してくれるので、安心して依頼できます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。
一括見積もりサイトは、リノベーション業者を紹介してくれるだけではありません。
たとえば、suumoリフォームの電話相談では、リノベーションに関する経験と知識が豊富で対応が丁寧なアドバイザーが話を聞いてくれるので、気兼ねなく相談できます。
また、見積もりをして依頼する業者を1社に決めたあと、他の業者への断りの連絡をしてくれるなど、面倒なやり取りを代行してくれます。

SUUMOリフォームなら倒産リスクに備える「完成安心保証」が無料でついてくる

かなりメリットなのに意外と知られていないのが、SUUMOリフォームの「完成安心保証」。
大規模リフォーム・リノベーションは工期が長いため、依頼した建築会社・工務店などが途中で倒産し、工事が継続できない状況になった際に最大1000万円まで保証してくれて、工事を引き継ぐ会社の手配なども行ってくれます。

【住宅会社ニコハウスが自己破産】返金も連絡もなく… 困惑する契約者たちの声 新潟 NNNセレクション
[01:43] この動画は、住宅会社が自己破産し、多額の着工金を支払ったにもかかわらず家が建たないままとなってしまった契約者の方々の悲痛な声を取り上げています。専門家は、このような事態を避けるために「工事完成保証」の重要性を指摘しています [02:51]。

不安が募りますよね。泣き寝入りは絶対避けたいところ。
美容脱毛のミュゼなども相次いで倒産しましたが、建築業界も先にお金を払うビジネスモデルのため、常に倒産リスクを伴います。
昨日、工務店に破産手続きされました。
土日を挟んでいるので週明けに弁護士に相談しに行きます。資金繰りに使われたであろう1000万円超の回収はほぼ不可能です。未完成の家に資金繰りに使われた1000万超を含めた何千万のお金をお金を払って行くことになりそうです。できる限りの事は— はれのち@家垢🏠地元工務店で建築中に倒産されました (@h_20254) June 6, 2025
同じ事を経験した友人がいます。
最終的には自己破産の形でローンを無くしました。
かける言葉も無いですが、弁護士さんを使って1番被害の少ない解決を模索してください。 https://t.co/WChors5hWb— イエアカヨウノアカ @アイ工務店 (@ieakayounoaka) June 7, 2025
これは悔しい……辛いですよね……
夢いっぱいのマイホームなのに……いくらなんでも1000万超えとなると……何とかならないの💦
SUUMOとかだと住宅完成保証してくれるけど、この方は住宅完成保証には入っていなかったみたい。
なにか救済制度はないものなのか…… https://t.co/VR6Rw2P9Nk— 🏠 まほ(松浦ほのか) (@myhomedreamer) June 7, 2025
もしもの場合に備えてリクルートのような大企業が提供する無料保証を付けない手はありません。


まとめ

こういった疑問に答えました。
結論
- リノベーション済みマンション(戸建て)を購入すると、「①リノベーション会社の利益が上乗せされかなり割高になる」
- リノベーション済みマンション(戸建て)を購入すると、「②施工会社は不利な情報を積極的に教えてくれず、品質の担保や金額の正当性を確認するのが難しい」
- 悪質なリノベーション業者を避けて、なるべく費用を抑えつつ信頼できるリノベーション業者を見つけたいなら、審査の厳しい一括見積もりサイトから3社ほど紹介してもらって比較してから業者を決めること

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この記事は以上です。