
こういった疑問に答えます。

この記事では、キッチンリフォーム業者を適当に選ぶと後悔する2つの落とし穴を解説します。
近年、暮らしの質への関心が高まり、キッチンはリフォームの中でも特に人気の高い箇所です。そのため、雑誌やウェブサイトを開けば理想のキッチンが特集され、数多くの業者がサービスを競い合っています。
これだけキッチンのリフォームに関する選択肢が豊富だと、かえって各社のサービスに大きな差はないように見えるかもしれません。
しかし、「どこに依頼しても同じだろう」と安易に業者を選んでしまうと、後悔する可能性が高まります。なぜなら、「①安さだけで選ぶと追加費用で結局高くつく」「②会社の規模で選ぶと技術力やアフターサービス体制で後悔する」からです。
では、どうやってキッチンのリフォーム業者を決めればいいのか疑問に感じる人もいるでしょう。
個人的には、無料見積もりを依頼する3〜4社を探すのがめんどくさかったり、探し方が分からない方は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用するのがおすすめ。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、下記のような審査基準をクリアした信頼できる業者だけ紹介してくれるので、紹介されるリフォーム・リノベーション会社のレベルが高く、3〜4社比較することでなるべく安くリフォームできます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。
キッチンリフォームのおすすめサイト
suumoリフォーム・・利用者数は非公開、加盟店数800〜900社、対応エリア:全国、利用は無料。
▶︎地元のリフォーム会社を3〜4社紹介してくれる株式会社リクルートが運営する人気サービス。業者がSUUMOリフォームに加盟するための審査基準が厳しくため加盟店数が少なめだが、紹介される業者の質はかなり高い。実際に私が紹介された2社はどちらも見積もり金額が安く、提案のレベルも高かったので個人的には一番おすすめ。
「キッチンリフォーム業者はどこに頼んでも同じ」は大間違い!後悔する人が続出する2つの落とし穴

キッチンのリフォームは、快適な暮らしへとつながる一大プロジェクト。
ところが、何も知らずに大手の有名リフォーム会社だけに相談すると、同じ工事内容にも関わらず数十万円単位で差が出ることも多いです。
そのカラクリを「2つの理由」にまとめました。
| 理由 | 損するポイント |
|---|---|
| 1 | 安さだけで選ぶと追加費用で結局高くつく |
| 2 | 会社の規模で選ぶと技術力やアフターサービス体制で後悔する |
2つの落とし穴①安さだけで選ぶと追加費用で結局高くつく

リフォーム業者を選ぶ際、多くの方がまず注目するのが見積もり金額です。
複数の業者から見積もりを取り、最も安い業者に魅力を感じるのは当然のことでしょう。
しかし、提示された金額の安さだけで契約を即決してしまうと、工事が始まってから次々と追加費用を請求され、最終的に予算を大幅にオーバーしてしまうという落とし穴にはまる危険性があります。

なぜ「安すぎる見積もり」は危険なのか?
キッチンは給排水管やガス管、電気配線が複雑に絡み合う場所です。
そのため、解体して初めて分かるような潜在的な問題が多く隠れています。
潜在的な問題とは
配管の劣化、下地の腐食、電気容量不足など
経験豊富で誠実な業者であれば現地調査の段階でこれらのリスクを予測し、「もし〇〇だった場合は、追加で△△円程度の費用がかかる可能性があります」と事前に説明してくれます。
一方で、安さだけで契約を取ろうとする業者は、意図的に下記のような安い見積もりを作成することがあります。
安い見積もり例
- 必要な工事項目をわざと含めない(既存キッチンの撤去費用、廃材処分費など)
- グレードの低い安価な材料を前提に見積もる
- リスクの説明をせず、契約後に追加工事として請求する
結果として、「最初の見積もりより50万円も高くなった」「結局、国産メーカーの標準的なキッチンを入れるのと変わらない金額になった」といった後悔につながるのです。
昨日 キッチンリフォームの相見積もりが出揃った。4社見積もり頼んだんだけど、一番高いところと一番安いところとの差が何と100万円!キッチン本体の値引率が25%と40%、業者の大小の差があるとはいえ、同じ工事内容で100万の差は「何がどうしてこうなる??」と頭を抱えてしまった。
— 夕月あおい (@nearpasse) December 6, 2024
実家がキッチンのリフォームをしたそう。相見積もりも取らず業者に丸投げでPanasonicの最上級グレードにした、というので実家に戻った時におそるおそる請求書をめくった。300万でした。
— ねこパパ (@nekoojisan07) November 11, 2020
見積もりで確認すべき3つのポイント
追加費用のトラブルを避けるためには見積書の表面的な均抱くだけではなく、その中身を詳細に比較検討することが不可欠です。
| チェック項目 | 悪い見積もり例 | 良い見積もり例 |
|---|---|---|
| 詳細な内訳 | 「キッチン工事一式 800,000円」 | 【本体】 ・システムキッチン(メーカー/型番)… 500,000円 【工事費】 ・解体・撤去費… 50,000円 ・給排水工事… 80,000円 ・電気工事… 40,000円 ・組立設置費… 130,000円 |
| 部材の明記 | ・「キャビネット」 ・「コンロ」 |
「キッチンキャビネット(メーカー/型番/色)」 「ガスコンロ(メーカー/型番)」 |
| 諸経費 | ・記載がない ・または「諸経費一式」 |
・「現場管理費」 ・「廃材処分費」 ・「養生費」など 項目ごとに記載されている |
複数の業者から見積もりを取る際は、必ず同じ条件を伝えた上で比較検討しましょう。
見積もりで確認すべきポイント
- 「一式」の内訳が明確か
- 不要な項目や過剰な提案がないか
- 追加工事が発生する可能性とその際の対応
「一式」の内訳が明確か
「〇〇工事一式」といった曖昧な記載が多い見積書は要注意です。
具体的にどのような材料を使い、どの範囲の工事が含まれているのか、詳細な内訳を必ず確認しましょう。
不要な項目や過剰な提案がないか
本当に必要な工事なのか、過剰なオプションが含まれていないかを見極めることも大切です。
他社の見積もりと比較し、内容に大きな差がある場合は、その理由を業者に説明を求めましょう。
追加工事が発生する可能性とその際の対応
工事中に予期せぬ問題が発覚した場合、どのような対応になるのか、費用はどの程度かかる可能性があるのかを契約前に確認しておくことが重要です。
その際の連絡・説明・合意形成のプロセスを書面で交わしておくことで、トラブルを未然に防げます。
2つの落とし穴②会社の規模で選ぶと技術力やアフターサービス体制で後悔する

「大手だから安心」「有名な会社なら間違いない」といった企業の知名度や規模だけで業者を選ぶのも、実は危険な落とし穴の一つです。なぜなら「大手でも地元業者でも、結局やることは同じで仕上がりは変わらない」と思われがちですが、実際には職人の技術力や施工品質、そしてリフォーム後のアフターサービス体制で大きな差が出るからです。
特にキッチンリフォームのような水回りでは、その施工精度の差が、数年後の水漏れ・カビ・悪臭といった深刻なトラブルに直結します。そうなれば、結局は追加の修理費用がかさむことになりかねません。
このような失敗で損をしないためにも、業者ごとの違いを見極める「最低3社の比較検討」が鉄則となるのです。
「大手」VS「地元業者」それぞれの特徴を比較
会社の規模はあくまで選択肢の一つであり、どちらが優れているということではありません。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った業者を選ぶことが重要です。
| 比較項目 | 大手リフォーム会社 | 地元密着型リフォーム業者 |
|---|---|---|
| 費用 | 広告宣伝費や下請けへのマージンが上乗せされ、割高な傾向 | 中間マージンが少なく、比較的安価な傾向 |
| 品質 | マニュアル化され安定しているが、実際の施工は下請け任せで職人によってばらつきが出ることも | 技術力の差が大きいが、腕の良い職人に当たれば高品質な仕上がりが期待できる |
| 提案力 | 豊富な事例を基にしたパッケージプランが得意 | 地域の特性を理解し、柔軟で小回りの利く提案が得意な場合がある |
| 対応速度 | 担当部署が分かれており、トラブル時の対応が遅くなることがある | 経営者との距離が近く、迅速な対応が期待できる |
| 保証 | 会社としての保証制度が充実している | 業者によって内容が大きく異なるため、確認が必須 |
今日からキッチンリフォーム始まったけど、大手ハウスメーカーでも見えない所は、結構手抜きしてるんだな…
— なおきち (@Jzs16S) June 19, 2025
キッチンリフォーム中。キッチンが取り付けられて、吊り戸棚の中を確認したら素人レベルの雑なコーキング処理された。超大手のメーカーに頼んだのにこれ。彼らは仕事が終わった後に私たちに出来上がりを説明したり見せたりせず速攻で帰った。カップボードの棚も支えが効いてない。やり直すよう電話した pic.twitter.com/PtIbUlb1U0
— mesopo3po (@mesopo3miya) February 7, 2024
システムキッチン改装工事の日程表が届いた。
台所が1週間使えなくなると覚悟していたが、工程表を見たら実質4日ほどの模様。
大手リフォームは割高だと言われるが、工程や工事完了時の検査など、きちんと管理してもらえるので安心感はある。 pic.twitter.com/c1seHkc277— わみみ📚 (@houkagoouchi) June 29, 2024
職人の技術力を見極める方法
リフォームの満足度は、最終的に現場で作業する職人の腕にかかっています。
高い技術力を持つ業者を見極めるためには、以下の点を確認しましょう。
高い技術力を持つ業者を見極めるポイント
- 過去の施工事例を見せてもらう
- 専門的な資格の有無を確認する
- 担当者の受け答えを確認する
高い技術力を持つ業者かを見極めるには、まず施工中の現場を見せてもらい、整理整頓など仕事の丁寧さを確認するのが有効です。
さらに、「建築士」や「キッチン・スペシャリスト」といった専門資格を持つスタッフが在籍しているかどうかも、技術力を測る客観的な指標となります。
最終的には担当者がこちらの質問に真摯に答え、メリットだけでなくデメリットやリスクまできちんと説明してくれるかといった「誠実さ」を対話の中で見極めることが、何よりも重要です。
保証とアフターサービスで絶対に確認すべきこと
リフォームは完成したら終わりではありません。
万が一の不具合に備え、保証とアフターサービスの内容は契約前に必ず書面で確認しましょう。

業者によっては「メーカー保証があるので安心です」と説明し、自社の工事保証が手薄なケースも少なくありません。
「施工が原因の水漏れは保証対象外」といった契約になっていないか、細部までしっかり確認することが、施工後の安心につながるのです。
賢いキッチンリフォーム・リノベーションの進め方
- 複数社から相見積もりを取り、金額差と提案力を比較する
- 補助金・減税申請サポート実績がある会社を選ぶ
- 契約前に総支払額(工事費+諸経費+補助金反映後)で検討する
「大手=安心」というイメージだけで即決せず、地域密着のリフォーム専門会社や中間マージンの少ない直営施工会社からも見積もりを取って下さい。
キッチンのリフォームで損しないための方法とは?

キッチンのリフォームで損しないための確実な方法は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用することです。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、以下のような審査基準をクリアした信頼できるリフォーム業者を紹介してくれるので、安心して依頼できます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。
一括見積もりサイトは、キッチンリフォーム業者を紹介してくれるだけではありません。
たとえば、suumoリフォームの電話相談では、キッチンのリフォームに関する経験と知識が豊富で対応が丁寧なアドバイザーが話を聞いてくれるので、気兼ねなく相談できます。
また、見積もりをして依頼する業者を1社に決めたあと、他の業者への断りの連絡をしてくれるなど、面倒なやり取りを代行してくれます。
まとめ

こういった疑問に答えました。
結論
- 初期費用が安くても、追加工事で結果的に高くなるケースは非常に多いため、見積もりは「総額の安さ」ではなく「詳細な内訳」で比較する
- リフォームの品質は、現場の職人の技術力で決まるため、会社の「規模」や「知名度」ではなく「技術力」と「アフターサービス」を重視する
- 万が一の施工不良に備える「工事保証」こそがリフォーム後の安心につながるため、「商品保証」だけではなく、リフォーム会社独自の「工事保証」の内容を必ず確認する
審査の厳しいおすすめサイト
suumoリフォーム・・利用者数は非公開、加盟店数800〜900社、対応エリア:全国、利用は無料。
▶︎地元のリフォーム会社を3〜4社紹介してくれる株式会社リクルートが運営する人気サービス。業者がSUUMOリフォームに加盟するための審査基準が厳しくため加盟店数が少なめだが、紹介される業者の質はかなり高い。実際に私が紹介された2社はどちらも見積もり金額が安く、提案のレベルも高かったので個人的には一番おすすめ。