外壁塗装を検討していると「艶あり」「艶なし」という言葉を見かけます。これは塗装の見た目の光沢レベルを表すもので、見た目だけでなく耐久性や汚れの付き方にも影響します。ここでは、それぞれの違いやメリット・デメリット、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
艶あり・艶なしの仕上がり
艶（つや）のレベルは、一般的に5段階で分類されます。
艶あり塗料のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 汚れが付きにくい 表面が滑らかで、雨水で汚れが流れやすい |
光沢が強すぎる場合も 建物によっては浮いて見えることもある |
| 耐久性が高い傾向 塗膜がしっかりしており劣化しにくい |
経年で艶が落ちやすい 数年でツヤが落ちてくることがある |
| 見た目が新築風 ツヤ感が映えて美観がアップする |
好みが分かれる テカテカしすぎると感じる人も |
艶なし塗料のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 落ち着いた上品な印象 高級感のあるマットな仕上がり |
汚れがつきやすい 表面がざらつきやすく汚れが付きやすい傾向 |
| 建物になじみやすい 周囲の景観にも自然に調和しやすい |
耐久性がやや低め 艶ありに比べて劣化が早い場合がある |
| 経年劣化が目立ちにくい 艶の変化が少なく、色あせが緩やかに見える |
光沢好きには物足りない 見た目のインパクトは控えめ |
どの艶が自分に合っている？目的別のおすすめ
- 艶あり・7分艶・・・光沢感があり、見た目が新築風に。ハリのある仕上がりが特徴。
- 5分艶・・・控えめな艶で、自然な外観を演出。程よい光沢と落ち着きのバランスが人気。
- 3分艶・・・マット寄りの仕上がりで、柔らかく上品な印象に。落ち着いた雰囲気を重視する方に◎。
- 艶なし（艶消し）・・・光沢がほとんどなく、高級感・重厚感が出る。周囲と調和しやすく景観になじむ。
外壁塗装の艶は、見た目の違いだけでなく、耐久性や汚れやすさ、仕上がりの印象も関わるので見た目の好み＋機能性＋周囲との調和を総合的に考えて選びましょう。また、施工業者によって提案力や価格は異なるため、外壁塗装を依頼する際は、必ず2〜3社から相見積もりを取り、価格や施工内容を比較することが重要です。
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国土交通省「住宅省エネ2025キャンペーン」
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