
こういった疑問に答えます。
この記事では、家の建て替えをする際に最初に住宅展示場に行くと損する2つの理由や、家の建て替えで失敗しないための方法を解説します。
ここ数年、新築購入だけでなく、今の土地を活かした「建て替え」を選ぶ家庭も増え、市場は拡大傾向にあります。住宅展示場を見ると、夢が膨らみますよね。
しかし、家の建て替えをしたいからといって、すぐに住宅展示場を訪れるのはおすすめしません。
結論から言うと、展示場に行くタイミングは「比較の最終段階」で行くのが正解です。
住宅展示場は家の購入を促すために、さまざまな魅力的な設備などオプションを利用して建てられていることがほとんどです。
そのため、通常ではあまり使用されないような高価なものが使用されていることも。そのような設備を家の建て替え時に取り入れると必然的に価格も跳ね上がります。
家の建て替えをおこなう際は、比較することが非常に重要です。
では、何をどのように比較していくべきなのかや、どのように家の建て替え業者を決めればいいのか疑問に感じる人もいるでしょう。
個人的には、無料見積もりを依頼する3〜4社を探すのがめんどくさかったり、探し方が分からない方は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用するのがおすすめ。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、下記のような審査基準をクリアした信頼できる業者だけ紹介してくれるので、紹介されるハウスメーカーのレベルが高く、3〜4社比較することでなるべく安くリフォームできます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。
審査の厳しいおすすめサイト
HOME4U「家づくりのとびら」・・加盟業者数:140社〜 対応エリア:全国 利用料:無料
▶︎あなたの理想の建て替えを叶えてくれそうなハウスメーカー・工務店を最大5社まで紹介してくれる「NTTデータグループ」が運営する人気サービス。業者がHOME4Uに加盟するための審査基準が厳しくため加盟店数が少なめだが、紹介される業者の質はかなり高い。実際に私が紹介された2社はどちらも見積もり金額が安く、提案のレベルも高かったので個人的には一番おすすめ。
家の建て替え、何も考えずに住宅展示場に行くと損する2つの理由!

建て替えは、古い家を取り壊して最新の設備や耐震性能を備えた“新築”へ生まれ変わらせる一大プロジェクト。
ところが、何も考えずに住宅展示場に行くと損をしてしまう可能性があります。
そのカラクリを「2つの理由」にまとめました。
| 理由 | 損するポイント |
|---|---|
| 1理想より“高額仕様”を見せられて判断を誤る | 住宅展示場のモデルハウスは、建築会社の「最高ランク仕様」で建てられていることがほとんど |
| 2営業担当に“予算と希望”を握られる危険がある | 営業マンは契約してもらいたいがために営業主導で決められてしまいがち |
損する理由やポイントを知っておくことで、後悔を避けられるのでしっかり把握していきましょう。
理由①:理想より“高額仕様”を見せられて判断を誤る

住宅展示場のモデルハウスは、見ているだけでワクワクして気分も上がりますよね。
こんな家に住めたら素敵と感じたり、同じような設備を取り入れたいといった願望を抱いたりする人も多いはずです。
それもそのはず、住宅展示場のモデルハウスは、建築会社の「最高ランク仕様」で建てられていることがほとんどだから。
最高ランクのものが詰め込まれた理想的な家だからこそ、憧れるのは自然な流れといえます。
言い換えると、モデルハウスは標準仕様ではないということです。
つまり、モデルハウスのような設備などを取り入れて家の建て替えをおこなうと、当然費用も高額になります。
損するポイント
- 「最高ランク仕様」で建てられていることがほとんど
- オプションが盛り込まれたもので標準仕様ではない
標準仕様とオプションの違いがあるといってもなかなか想像しづらいですよね。
そこでここでは、具体的にどのような違いがあるかを比較して紹介します。
▼ 具体例:展示場モデルと実際の標準仕様の違い
| 項目 | 展示場モデル | 実際の標準仕様 |
|---|---|---|
| 外壁材 | タイル貼り(高級仕様) | サイディング(標準仕様) |
| キッチン | アイランド型+食洗機+カップボード | 壁付け型+食洗機オプション |
| 断熱材 | 高性能グラスウール+樹脂サッシ | 通常グラスウール+アルミサッシ |
この表を見てもわかるとおり、展示場モデルは標準仕様以外の高級仕様のものが使用されていることが大半です。
当然高級仕様のランクが高いものを使用した方が見栄えも、使い勝手もよいです。
しかし、家の建て替えは決めた予算内で抑えたいという方がほとんどだと思います。
そのため、家の建て替えを成功させるには、最初に「自分たちの希望と予算のバランス」を明確にしておくことが大切です。
ここでは、実際にあった家の建て替えでの失敗事例を紹介します。
【事例】展示場の家に惹かれたAさんの場合
愛知県在住のAさんは、展示場で見た開放的な吹き抜けリビングに一目惚れ。
「この家が理想だ」と思い、そのまま相談を進めましたが、後日届いた見積もりは予算より約600万円オーバー。
泣く泣く設備を削って妥協することになりました。
Aさんは「先に標準仕様の家を見ておけばよかった」と後悔しています。
このように高級仕様で作られた展示場を気に入って相談を進めるも、予算よりも見積もりが大幅にオーバーしてしまうことは珍しくありません。
ここでのポイントは、標準仕様の家をしっかりと確認することです。
また、家の建て替えをするときは、依頼する業者選びが重要です。
信頼できる不動産会社でなければ金銭面でも施工面でも後悔してしまうことも。
そのため、安心して任せられる業者を選ぶポイントもしっかり確認しておきましょう。
チェックポイント:
- 広告宣伝費・営業経費の内訳が明記されているか
- 資材・職人手間の実際の原価率を開示しているか
- ショールーム利用の有無で値引き交渉が可能か
▼ もし大手しか検討していないなら…
相見積もりで“あまり広告費を掛けていない専門店”も比較に入れるだけで、
400〜600万円以上のコストダウン事例が続出しています。
「施工品質は同等かそれ以上」という結果が多いのもポイントです。
実家建て替え計画のために数社のハウスメーカーに概算見積り出してもらったら、全社ともに1億円を余裕で超えてきて、ほんとにこんな顔になった
( ゚д゚)
おうち高い。
— ロン (@CEO_loves_tech) November 8, 2021
別件で出かけたついでに住宅メーカーと打ち合わせ。
建て替え概算見積で、約25年前に土地付で買った額と同額。柱無しの1F全ガレージは高いw
— uneune (@uneune999) September 5, 2020
自宅の建て替えをしようか悩んでいるうちに建材価格が高騰しまして、ますます高額に。世田谷あるあるで土地が狭小でして、3階建て+ガレージがいいのですが、某大手ハウスメーカーに見積もりをしてもらったら1億円を軽く超えましたw… https://t.co/DbaZoOKRqF
— 桜子 (@sakurakopalmtre) November 1, 2024
理由②:営業担当に“予算と希望”を握られる危険がある

展示場では、最初に対応してくれる営業担当者が今後の窓口になります。
先ほども紹介したように、展示場を訪れるタイミングによって費用は大きく変わってきます。
標準仕様の家と展示場のように高級仕様の家の違いを把握しておけば、予算内での建て替えも夢ではありません。
しかし、そのような違いを知らずに準備不足のまま展示場を訪れると、「予算」「希望の優先度」「比較基準」をすべて営業主導で決められてしまいがちです。
営業主導で話を進められると、予算はもちろん、本来の希望の家とは異なるものを勧められることも。
営業マンは「契約」させることを目的としているため、営業マンのペースに乗せられてしまうとデメリットも大きくなります。
下調べをせずに営業マンの話のみを鵜呑みにすると以下のようなデメリットが生じます。
注意
- 好みのハウスメーカーやお得なプランを見逃してしまう
- オプションが盛り込まれた家になる
- 予算を大幅にオーバーしてしまう
このような事態は避けたいはずです。
不安に感じるかもしれませんが、注意すべき営業マンのトークを把握しておけば口車に乗せられずに済みます。
注意すべき営業マンのトーク
- 今契約すればキャンペーン割引
- 来月から価格改定
このようなワードが出てきたときは、その場で契約せずしっかりと比較してから決めるのが賢い選択です。
さらに具体的なトークや対策を紹介します。
注意すべき営業マンのトークと対策
価格 :「今月末までに契約で100万円値引き」 ⇒すぐに契約せず、他社比較を前提に話を聞く
仕様 :「この設備は標準です(実際はオプション)」 ⇒ 契約前に必ず“標準仕様書”を確認する
土地 :「この土地なら早く決めないと他に取られます」⇒ 物件情報は不動産会社を通じて別ルートで確認
下調べをして予備知識を入れた状態で展示場を訪れるメリットとデメリットは以下のとおりです。
| 予備知識ありで展示場を訪れるメリット | 予備知識なしで展示場を訪れるデメリット |
|---|---|
| 予算内での建て替えが叶いやすい | 予算を大幅に超えてしまう |
| 希望の優先度に合わせた建て替えができる | 営業マンベースのものになる |
| 好みに合ったハウスメーカーを選べる | 希望に合ったハウスメーカーを見逃す |
| お得なプランで建て替えできる | お得なプランを利用できない |
我が家は地元の大手ハウスメーカーで建ててとても良い出来でした♪
実家の建て替えは親父の意向で積〇ハウスにしてましたが、下請けに丸投げで不良施工で水浸し。積〇はそれを認めず不良部分だけ直して逃げていったそうです。w
結局はどこが施工するかで大きく変わりそうですね。— 脱:週末アスリート チョコ魔人 (@ChocoMajin1975) March 26, 2022
手抜き施工は国内でも見られる
テレビCMを流してる有名企業の物件も手抜きが見られるし、メーカーの設計自体に断熱材を使用していない企業もあり、冬は寒く夏は暑い酷い住宅になる。
こういう物件を救う法律、手抜きをやった会社や、下請けに出した元会社が補習や建て替えなど負担する法律が必要— ヨルとアーニャ (@haroro2018) May 23, 2021
妹夫婦が計画してた実家の建て替え案の図面を先日初めて見たけど、親父が怒るのも当然の設計で南北方向の地震来たら傾くかこけるかって、
一般民家は設計検査いくら甘いっても舐め過ぎ。
大手メーカーなのにどうしてって感じでした。
写真撮っとけば良かったな— zkaz7 (@zkaz7) November 14, 2024
賢い建て替えの進め方
ポイント
- 複数社から相見積もりを取り、金額差と提案力を比較する
- 補助金・減税申請サポート実績がある会社を選ぶ
- 契約前に総支払額(工事費+諸経費+補助金反映後)で検討する
「大手=安心」というイメージだけで即決せず、地域密着のハウスメーカーや中間マージンの少ない直営施工会社からも見積もりを取って下さい。
建て替えで損しないための方法とは?

これまでの話をまとめると、以下のポイントを押さえることが大切です。
ポイント
- 自分たちの建て替え予算の上限と希望順位を整理しておく
- 標準仕様とオプションの違いを理解しておく
- 複数メーカーの資料請求や見積もりを比較しておく
繰り返しになりますが、展示場は「比較の最終段階」で行くのが正解です。
複数のメーカーを比較して、予備知識を入れた状態であれば展示場を訪れても不利になることは避けられます。
理想と現実のギャップを最小限に抑え、「納得できる家づくり」を可能にするためにも、住宅展示場は「最初の一歩」ではなく、「最終確認のステージ」として活用していきましょう。
また、建て替えで損しないための確実な方法は、審査の厳しい無料一括見積もりサイトを利用することです。
審査の厳しい無料一括見積もりサイトは、以下のような審査基準をクリアした信頼できるリフォーム業者を紹介してくれるので、安心して依頼できます。
一括見積もりサイトの審査基準
- 建築業許可証を取得していること。
- 顧客対応ができる店舗を持っていること。
- 過去2年以内に行政処分を受けていないこと。
- リフォーム専任担当者(工程管理者)がいること。
- 一級建築士、または二級建築士が在籍していること。
- 財務状況が健全であること(過去5年間の財務表の写しの提出)
- 建築関連の保険に加入していること(写しの提出)
- スタッフによる聞き取り、直接訪問調査。
- 第三者の専門機関による信用調査。
一括見積もりサイトは、建て替え業者を紹介してくれるだけではありません。
たとえば、HOME4Uの電話相談では、リフォームに関する経験と知識が豊富で対応が丁寧なアドバイザーが話を聞いてくれるので、気兼ねなく相談できます。
また、見積もりをして依頼する業者を1社に決めたあと、他の業者への断りの連絡をしてくれるなど、面倒なやり取りを代行してくれます。
まとめ
こういった疑問に答えました。
結論
- 家の建て替え、何も考えずに住宅展示場に行くと、「①理想より“高額仕様”を見せられて判断を誤る」
- 家の建て替え、何も考えずに住宅展示場に行くと、「②営業担当に“予算と希望”を握られる危険がある」
- 悪質な業者を避けて、なるべく費用を抑えつつ信頼できる業者を見つけたいなら、審査の厳しい一括見積もりサイトから3社ほど紹介してもらって比較してから業者を決めること
審査の厳しいおすすめサイト
HOME4U「家づくりのとびら」・・加盟業者数:140社〜 対応エリア:全国 利用料:無料
▶︎あなたの理想の建て替えを叶えてくれそうなハウスメーカー・工務店を最大5社まで紹介してくれる「NTTデータグループ」が運営する人気サービス。業者がHOME4Uに加盟するための審査基準が厳しくため加盟店数が少なめだが、紹介される業者の質はかなり高い。実際に私が紹介された2社はどちらも見積もり金額が安く、提案のレベルも高かったので個人的には一番おすすめ。